子どもが手足口病かな?と思ったら症状や原因、特徴をチェック!
口の中、手、足、に2-3mmの水疱性発疹を発見!あ、37-38度の熱もある?
子供さんにこういった症状があったら、すぐにかかりつけの医師へ連れて行ってください。
うちの子は大丈夫でしょ、なんて安心してはいられません。だって、ウィルス感染なんだもの!集団生活してる場合は、あっという間に感染してしまいます。
えぇ、うちの子、感染したかも?
でも、大丈夫!手足口病がどういうものか知っていれば、安心です!
手足口病とは
子供の口の中、手、足に水疱性の発疹が出ます。夏に流行し、通常患者の90%は5歳以下の乳幼児です。
では、大人は大丈夫でしょうか?いえ、実は大人も感染することがあります。しかも重症化します。水疱瘡と区別するのが難しいといわれているためです。
子供も大人も、水疱性の発疹が出たら、とにかく迷わず、すぐに医師へGO!
原因
ウィルス感染です。ウィルス名は、コクサッキーウィルスA6とA16、エンテロウィルス71、コクサッキーウィルスA10など、まるでロボットみたいな名前ですが、あえて覚える必要もありませ。ただ、医師の説明を聞いたときに、あぁ、あれね!とピンときたなら心強い。知識があるだけで、なんとなく安心できたりもします。
ウィルスの潜伏期間は平均3-6日間ですが、症状が治まっても呼吸器から1-2週間また便から2-4週間ウィルスが排出されることがあるので注意が必要です。
症状
原因になるウィルスはご覧の通り多種多様で、その年に流行するウィルスによって若干症状が異なります。
- コクサッキーウィルスA16、エンテロウィルス71が原因の場合:
高熱が殆どなく(発熱が全くないときもあります)、四肢末端に発疹が出ます。
- コクサッキーウィルスA6が原因の場合:
発症初期には39度近い高熱が出て、大きな発疹が広範囲に出ます(手のひら、足の裏の発疹は少なめです)。
これだけ症状が異なるので、ちょっと困惑してしまいそうですが、私が目安としているのは、やはり水疱性の発疹です。
子供はちょっとしたことで熱を出したりしますよね。元気に遊んでいたかと思えば、夕方から熱が出てしまったり。
なので、水疱性の発疹を見つけたら、手足口病に限らず、原因を探るためにもすぐに医師へ連れて行ってください。
感染経路
- 飛沫感染(空気中などに拡散しています)
- 接触感染(接触です)
- 糞口感染(オムツや下着に付着している糞便が原因です)
予防対策
- しっかり手を洗う。
- 咳やくしゃみの際、口と鼻をマスクなどで覆う。
- タオルの共有をしない。
- 御両親は、オムツ交換や下着の管理も慎重に行ってください。
それから、兄弟姉妹がいる場合ですが、可哀想ですけど、なるべくいっしょにさせないほうがいいですね。治ったら、またいっしょに元気に遊べますので、じっと我慢です。
子供たちが大好きな場所、元気いっぱいお友達と遊べる場所、そうです、保育園や幼稚園。ここは集団生活の場なので、ウィルスが沢山。そうなると、感染はあっという間に広がってしまいます。御両親だけではなく、保育機関も対策を打たなければ、感染が拡大してしまいますので、感染した子はすぐに隔離させることが望まれます。
治療
手足口病の治療法は自然治癒です。
口の中の発疹による痛みから、飲食を嫌がる子もいます。脱水症状にならないよう水分補給はまめにしてあげてください。また、痒みを伴うため、日光や過度の室内温度も気をつけてあげましょう。
私にも兄がいますが、小さいときの感染病は、いつも同時期でした。どちらがか感染すると、もう一方がかかる。そんなかんじでした。
幼少期の子供たちは、いつも元気一杯ですから、感染して自宅待機をしなければならないときは、ゆっくりご自宅で休ませてあげて、そして愛情をいっぱいそそいで看病してあげてくださいね。
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