自閉症の3つの特徴とその症状と原因

自閉症に対する社会の誤解がまだあります。自閉症のお子さんを育てているご家族にとっては、子育てプラス社会からの偏見によるストレスフルな生活が続いています。

自閉症とはどんな障害なのか、まずそれを正しく理解することから始めましょう。

 

 



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自閉症とは?

自閉症は心を閉ざす病気と誤解している方もいますが、自閉症は脳の発達障害です。

健常者と自閉症者との明確な境界線というものが、実は存在しませんが、自閉症者は知的障害を伴う場合が一般的です。

知的能力(IQで判断)が高い自閉症者は、高機能自閉症者と呼ばれています。

さらに、知的能力に関係なく一部の分野で驚異的能力をもつ自閉症者はサヴァン症候群と呼ばれ、映画「レインマン」で、俳優ダステインホフマンが演じていた「レイモンド(トムクルーズの兄)」が、サヴァン症候群なので皆さんもイメージしやすいと思います。

 

 

特徴

アメリカ精神医学会が作成したマニュアルでは、3歳までに出現する自閉症の特徴が、以下3点として明記されています。

 

対人相互反応(コミュニケーション)の質的な障害

  • 視線の相対、顔の表情、身体の姿勢、身振り、非言語行動がうまくできない。(例:会話しているときに目線があわない。怒られている場面でも笑っている。)
  • 自分と同等の発達レベルの仲間関係が築けない。
  • 興味、楽しみ、を他人と共有しようとしない。
  • 対人的、情緒的な相互性に欠ける。(例:初対面の人に無関心)

 

  • 意思伝達の著しい異常またはその発達障害
  • 話し言葉の発達の遅れ、または全く話し言葉がない。
  • 言語能力はあるが、他人と会話を続けることが困難である。(例:長文で会話ができない。一問一答で会話のキャッチボールができない。)
  • 同じ言葉をいつも繰り返し、反復し、独特な言葉を発する。
  • 発達レベルにあった、子供特有の「ごっこ遊び」「まねごと」ができない。

 

  • 活動と興味の範囲の著しい限局性
  • 限定された、いつも同じ行動、興味、活動をする。
  • 常に繰り返される決められた形に強い興味が集中する。
  • 特定の習慣、儀式にこだわる。(例:物を規則正しく並べる。水道の蛇口を何度も開閉する。)
  • 常に同じ動きが反復的になされている物体の一部に持続的に熱中する。(例:車輪、回転するもの、手をひらひらさせる。ロッキング動作に没頭。)

 

 

症状

  1. 多動: 落ち着きがないといわれる行動です。
  2. 感覚の異常: 聴覚、臭覚、触角、味覚、痛みなどを脳がうまく情報処理できないことから、一定の感覚に敏感になってしまいます。逆に鈍感な場合もあります。
  3. 睡眠障害: 睡眠リズムが一定でないという症状が出ます。

 

 

原因

現時点では、先天性(遺伝子の関与)の脳機能障害が原因といわれており、自閉症者の脳内の遺伝子に異常があることが指摘されています。しかし、ではなぜ上記にあげた特徴が現れるのか?という発見までにはいたっていません。



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その他に、自閉症者の「脳内シナプスタンパク質ニューロリギン」の「遺伝子変異」をマウスに投与したところ、マウスに自閉症が現れたため、シナプス(シナプスは、脳内で電気信号を化学物質の信号に変えて次の神経細胞に伝達する役割を担っています)の異常と自閉症との関連性が注目されており、神経分泌を調整する遺伝子の異常の解明が急がれています。

 

また、アメリカの研究では、自閉症の両親の年齢にも注目が集まっています。父親が40歳以上の場合(受胎時)、30歳未満の父親よりも約6倍、30歳から39歳までの父親より約1.5倍、子供が自閉症になっていました。一方、母親の年齢には子供の自閉症との関係性や影響がありませんでした。これにより、男性の遺伝子特性、加齢による遺伝子個人差が精子に及ぼす影響、この2点が疑われています。

 

こうして自閉症者の特徴から、健常者とは育て方が異なることが理解できます。自閉症だからといって全員同じような症状があるわけもありません。社会全体で理解して支援をしてゆくことが大切です。遺伝子が関係している説が原因として有力ですが、自閉症の子を持つご両親は、自分たちを責めることだけは絶対にしないでください。子供はみんな天使です。私たち皆で大切に育てゆきましょう。

 

 



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